156号 2000年4月
農村文化運動の先駆者 安藤昌益
-研究100年の軌跡と新たな視座-
[目次]
I 農村文化運動の先駆者 安藤昌益
- 農山漁村文化協会専務理事 坂本尚
- 農民思想の持つ現代的意味
- 昌益が持つ現代性
- 昌益思想の根幹−炉竈論
- 昌益の社会変革論と文化運動
U 安藤昌益の平和主義と普遍的妥協の精神
- 名古屋経済大学副学長・教授 鈴木正
- 昌益、亨吉、マハトマ・ガンジー
- 「社会の医者」としてのインテリ像
- 安藤昌益と毛沢東
- 狩野亨吉の昌益理解
- 安藤昌益の普遍的妥協の精神
- 百年の後を期す姿勢
- 人間の意識と通念の反転化
- 昌益思想の形成過程
- 互性活真の相対的理解と社会変革
V 座談会「安藤昌益全集」と昌益研究
−寺尾五郎氏の業績をめぐって
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- 中国の安藤昌益研究と寺尾五郎氏の業績
- 寺尾五郎氏の昌益研究と中国への熱い思い
- 研究と交流のさらなる進展を
- 直耕の衆人のための「安藤昌益全集」
- 難産「安藤昌益全集」の産婆役
- 真正の昌益理解をめざして
- 「安藤昌益全集」を支えた陰の力
- 昌益を介したさまざまな出会い
- 昌益理解の姿勢
- 最後まで抱いた希望と好奇心
- 狩野亨吉の昌益論に学ぶ
- 武士道というモラル
- 昌益を昌益として読み解く姿勢
W 全集以後のと昌益研究と今後の展望
- 東京都立小松川高等学校教諭 新谷正道
- 安藤昌益シンポジウムの成果
- 寺尾昌益論の総括と多様な研究の深化
- 寺尾昌益論の継承と批判
- 昌益思想の出自・形成過程をめぐって
- 昌益研究の新たな視座
X 生命操作の時代と安藤昌益の思想
- 東京工業大学院教授 桑子敏雄
- 昌益思想の現代的意義
- 農の根源を問い直す
- 朱子学的世界観の再評価
- 自然と交流的営為としての食と農
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