7月12日〜17日、6日間の「中国茶を巡る旅」が実施されました!!!
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5名のお茶栽培農家と専門家が鎮江、杭州をはじめとする揚子江デルタ地域のお茶生産を視察しました。現地茶園を訪れ、茶農家と交流しながら、製茶過程を視察しました。また、龍井茶の故郷――杭州でお茶を楽しむこともできました。今回の視察は地元の新聞「京江晩報」(中国語の元記事はこちらへ、日本語訳文はこちらへ)にも紹介され、特に日中茶農家の交流が評価されました。
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名茶を生み出す鎮江
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全国では福建、雲南、杭州などの大産地の知名度に劣るものの、食文化が豊かで高所得層が一番多い揚子江デルタ地域では、鎮江市周辺(江蘇省南部)は極めて地域の特徴ある高級銘茶を生産することで知られています。茶栽培の北限地域で、栽培面積もそれほど大きいわけではありませんが、高級茶志向の高まりや贈答用需要の旺盛さに支えられているため、地域内の各茶園は、優良品種を導入し、平均的に高い栽培技術と製茶技術を土台に、付加価値の高い個性的茶の生産を競い合っているのです。
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近年では趙亜夫さん(鎮江農業科学技術研究所研究員)らが中心となって有機無農薬の茶生産が開始され、安全安心なお茶として消費者から歓迎されています。
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龍井茶の故郷・・・杭州
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もう一つの視察スポットの杭州は、中国の国家級研究機関である中国農業科学院茶葉研究所や中国茶葉博物館のある中国茶のメッカです。中国全体を視野に入れた中国茶の世界を見聞し、味わうことが出来るでしょう。視察旅行の締めくくりは、風光明媚な西湖を望む茶館で龍井茶を楽しむ一時です。
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