● 茅葺き民家の保存ともてなしのそば

 「そばの里」経営 寺田さん

 この地方の茅葺き民家は「妻入兜造り」といって、高く積もる雪に対応した急勾配の茅葺きで、2階部分は採光・通風を図り、雪に埋もれた時は二階からの出入りもできるようになっています。また、街道に面した正面の形に工夫がこらされているこの地方独特の造りのものもあります。しかし、茅葺きの民家は維持管理に経費や手間がかかるため、手放す人も多く、次々と都会の田舎志向の店舗経営者の手に渡ってしまうのです。
 これを何とか地元に残そうと、町を離れた人から譲り受け、「そばの里」がうまれました。ここ「そばの里」では裏山に目をやりながら、のんびりといろり端でそばを食べるとことができます。