● 「アクアグリーントピア構想」

 「松本村づくり推進協議会」

 昭和62年に完成した大郷戸ダムの周囲にはビオトープや広場、釣り場などの親水公園が整備されています。ここを核として地域農業の発展と活性化を図ろうと、住民、役場、学識経験者が集まり「アクアグリーントピア構想」が作成されました。さらに平成元年には、「松本村づくり推進協議会」が結成され、ダムの親水公園を中心にしたさまざまな活動が展開され、山本元気村のような果樹の里づくりにも繋がっていきました。
 アクアグリーントピア構想の一つ、地元産の手打ちそばの店「アクアグリーンハウス」は、責任者で、調理師の資格ももつ広田好実さんと常時四〜五人の農家のお母さん方がきりもりしています。いらなくなった中学校の技術室を運んできた店内の机は、工作室で使っていたもの。図面は地元工業高校の先生が引き、水回りは兼業農家の特技をいかし、集落全員の労働提供でリフォームしたてづくり農村レストランとなりました。