● 地域おこしは自然体が秘訣

 ―「門出かやぶきの里」で料理や掃除を分担する主婦・中村エミ子さん

 「水曜会」も「ゆめおいびと」も、会員が決まっているわけでもなく、規則があるわけでもありません。会員が「水曜会」や「ゆめおいびと」、ほかの会に重なることもしょっちゅうです。「会員の資格は会員の自覚だけですね」と、メンバーは言います。
 こうした自然体は「門出かやぶきの里」で料理や掃除を分担する近所の主婦たちにも共通しています。
「みんな、都合のいい時に融通し合って来るから、うまくやっていけるの。料理は近くで採れた山菜や野菜のおふくろの味。普段の生活の延長みたいなもので、気をつかわないし、その方がお客さんも喜んでくれる」と、まかないを手伝う中村エミ子さん。
「やりたい人が、やれる時に、やれることをやっている」という言葉のとおり、高柳町の地域おこしは自然体。背伸びせず、普段の生活そのままに、「交流観光」に携わっています。