ピンポン球から脱却した新たな課題にしたいと思っていた。1996年6月に開催された東京工業大学のロボコンを観戦に行った。その課題を中学生に挑戦させたいと思い、東京工業大学の課題を採用した。
その課題は、草に見立てた直径30ミリ、長さ100ミリの木の棒を抜いて、相手の陣地に多く入れた方が勝ちというものである。ロボットの大きさは、300ミリの立方体に納まることを要求した。ギアセットは田宮模型(注)のハイパワーギアボックス、ウォームギアボックス、3速ギアボックスを使用。
この大会から、会場を体育館に移し、女子に観戦してもらった。技術科を社会にアピールする意味でマスコミに連絡し、テレビはNHKと民放3社、新聞は2社が取材に来た。(各種ロボット:注)