月刊 現代農業
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連載「私の現役バリバリ体操 第4回」より

手前が筆者。数カ所で気功と太極拳の教室を開いている。家では米とモモを栽培(写真はすべて小倉隆人撮影)
手前が筆者。数カ所で気功と太極拳の教室を開いている。家では米とモモを栽培(写真はすべて小倉隆人撮影)

気功と太極拳で、農作業中の凝りをほぐす

岡山・右遠皇子

30年間、一度も休まずに

 40年ほど前、血液の難病(再生不良性貧血)で何度も「あちらの世界」に行きかけては、奇跡的に「こちらの世界」に戻ってきました。きっと、こちらの世界で人様の役に立ってから出直してこいということだったのでしょう。

 私にとっての「おまけの人生」のはじまりは、視覚障害者の方に向けた活字印刷物の音訳ボランティアでした。30年あまり続けております。また、幼稚園、小中学校、図書館、公民館、介護施設などで「民話の語り部」として出前を続けて15年。

 そして、太極拳、気功も、世界的に有名な中国の師と出会い、一歩を踏み出すことができました。以来30年近く一度も休むことなく続けて、元気に生きるエネルギーをもらっています。今はおこがましくも「継続は力なり」を痛感しております。

誰でも無理なくできる

 現在、多くの人たちから愛されている太極拳、気功は中国の数千年の歴史のなかで、大自然と闘ってきて生み出された武術であり、健康法です。ゆっくりゆっくり呼吸に合わせながら、円運動で全身の関節を動かします。だから、「動く禅」ともいわれます。水が流れるような動きで全身の気血が巡り、忙しい日常生活、ストレスから解放されて、心身ともにリラックスできます。

 場所も道具もいらない。短時間でもいい。お年寄りも健康な人も病気の人も初めての人も、真似ながら無理なく学べるのが魅力。衰えてしまった身体と心の活力を元のよい状態に戻す健康回復法です。特別に構えてやるのではなく、日常生活のなかに自分に合った鍛練を取り込んで、常に自分の身体と向き合ってほしいと思っています。

 私自身も緊張したり、しんどくなったり、腹が立ったりしたときは、深く長い鼻呼吸(ゆっくり吐いたり吸ったり)を繰り返します。いつのまにか心が落ち着き、自分を取り戻せます。また、農作業で前かがみの姿勢が続いたら、時折、立ち上がって、おへそで大きな円を描くように腰をまわします。こうしたちょっとした動きの積み重ねが生活習慣病の予防につながっているのだと思います。

腰が痛い時

へそで大きな円を描くように、腰をまわす。右まわりも左まわりも均等に 草取りは前かがみの姿勢が続き、身体が疲れやすい。だから、その場でちょくちょく体操をする。気功と太極拳を応用
へそで大きな円を描くように、腰をまわす。右まわりも左まわりも均等に 草取りは前かがみの姿勢が続き、身体が疲れやすい。だから、その場でちょくちょく体操をする。気功と太極拳を応用

!農作業中、同じ姿勢で同じ動作を続けていると、一部分にだけ負担がかかってしまう。凝りをためてはいけない。その都度、ほぐすことが重要。すると、血流がよくなり、身体がラクになる。

肩が凝ったとき

息を吐きながら、力を抜いて、手を前へ 手を90度に曲げ、思いっきり後ろに引く。「もうこれ以上ムリ」というところまできたら、3秒ほど止める
息を吐きながら、力を抜いて、手を前へ 手を90度に曲げ、思いっきり後ろに引く。「もうこれ以上ムリ」というところまできたら、3秒ほど止める

(岡山県赤磐市)

 取材時に撮影した動画がルーラル電子図書館でご覧になれます。 http://lib.ruralnet.or.jp/video/

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現代農業 2017年3月号
この記事の掲載号
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