月刊 現代農業
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7月号の主な記事(予告)6月5日発売

■巻頭特集
 旬が到来!エダマメ 土寄せ不要のヒョロ苗斜め植え/土中緑化&断根摘心で超多収/エダマメ・茶豆のイチ押し品種/多収のワザとポイント/収穫調製をラクにする機械/お客が喜ぶ新しい食べ方・売り方/収穫体験をうまくやる/冷凍・ペースト加工

■くらし・経営・地域のページ
 人気のパクチーつくりこなし/ラッキョウをたらふく堪能/ソバで耕作放棄地を解消/鳥獣害対策を練るための集落環境点検のすすめ

■稲作・水田活用
 ほんまもんの追肥名人になる!/87歳のズバズバ穂肥診断/密植と疎植、追肥の違い/深層追肥の現場を拝見/光合成細菌の土中埋め込みで無肥料栽培/水管理をラクにする工夫

■野菜・花
 糖度計で野菜を見る、測る、対話する/地中点滴かん水/ニンジン夏期湛水でセンチュウが減る/2年株と種子繁殖で夏秋イチゴの育苗を超短縮

■果樹
 果樹園で活躍するスゴイ草名鑑 ギシギシ、菜の花……/かん水で常識破りの高糖度ミカン

■山・特産
 日本ミツバチが続々入る巣箱

■畜産
 飼槽改善で乳牛の食欲アップ、掃除もラクに/アローカナの青い卵が人気

■機械・道具
 草刈りに役立つアイデア農機

編 集 後 記

▼アブラムシをかしこく叩くにも農薬の系統表示が必要だ。この虫も薬剤抵抗性がつきやすいからだ。製品のラベルへの表示が実現するまでは今月号をご活用ください。私事、長く携わった本誌から異動になります。面白さと忙しさに追われあっという間でした。(瀬谷)

▼ここ数年、天敵活用が産地に一気に広がる事例をいくつか見てきた。みんな「虫を見る目が変わる」という。そして、なんだか楽しそうなのだ。鹿児島のオクラ産地でも多くの夢を聞いた(102頁)。害虫防除から夢が語れるっていいな。(石川)

▼「陸のプランクトン」と呼ぶ人もいるほど、じゃんじゃん増えるアブラムシ。雌によるクローン生産、有翅型の存在、アリとの共生なんて当たり前。尻ふりダンス、ブフネラ、兵隊アブラムシ……と、掘れば出る出るおもしろ生態(50頁)。(伊藤)

▼厄介な病害虫の記事。その編集はやっぱりほんの少し気が滅入った。そこに届いた古藤さんのメール。メカブ実験大成功!尽きない探究心に元気をもらう。サトイモ疫病も対策を重ね、必ずや克服をと願う。(小河)

▼77歳の川?幸子さん(90頁)。地元には新規就農者が5人ほどいて、その人たちに「モミガラくん炭でアブラムシよけ」を教えているという。農薬に頼らず、金もかけず、身近にあるものを利用する、そんな技術が受け継がれていく。(川崎)

▼農薬は難しい。名前からは中身がイメージできないし、成分名も系統名もカタカナばかりでとっつきにくい。ちょっとでもわかりやすくするためにシールを作ったので、ぜひ活用してください(146頁)。(山下)

▼煮物は「さしすせそ」の順に調味料を入れて味付けする。塩や醤油を先に加えると甘みがつきにくい。味噌は最後に入れて香りを飛ばさないなど、理由がある。農薬を混ぜる順番は「テニス」です(163頁)。(池田)

▼園地の樹が枯れるのは農家にとってどんな気持ちなのか想像してみる。経済的な損失だけではなく、心理的な喪失感もあるのだろう。わが子のように樹を守る農家の試行錯誤に敬服(236頁)。(岩瀬)


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