月刊 現代農業
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9月号の主な記事(予告)8月5日発売

■巻頭特集
 秋、キノコにわくわく 1シーズン120種並ぶド迫力の直売所/リンゴせん定枝でキクラゲ/アカマツの毛根に胞子を飛散 マツタケ増殖法/都会向けに原木マイタケキット/1年目でとれる短木栽培ナメコ/シイタケ嫌いがなくなるレシピ/廃菌床で菌力アップ 夏ネギがガラリッ/菌床ブロック液で発根促進

■くらし・経営・地域のページ
 もっとナスジャム/マタタビで夏バテ克服/農機具小屋をセルフビルド/規模拡大、外国人実習生で農家は豊かになるか/追究 種苗法の自家増殖、原則禁止でいいか

■稲作・水田活用
 教えてサトちゃん!モミすり名人への道 コツのコツ/自然栽培のイネ/ヤンマーさんぺい最終回

■野菜・花
 高ウネ・頑丈なウネで転作タマネギ/定植後20日間遮光でイチゴの年明け収量アップ/直売所向け 鮮度維持のコツ

■果樹
 大玉・多収は収穫直後のせん定から 1kgの巨大幸水/わが家のハクビシン対策/ミカンの摘果がラクになるせん定

■畜産
 草を食える子牛にする哺育期の給餌法/開閉式母牛ゲート

■機械・道具
 農産物・農機の盗難を防ぐアイデア・便利グッズ

編 集 後 記

▼毎年大きく変わる天候と日々向き合う農家の対策や備えを見ていると、百姓仕事は幅広い知識がないとできないなと改めて思う。それでも被害に遭ったとき、文句も言わず一からやり直す姿勢に百姓の謙虚さを思う。(石川)

▼今月はオヤジ力全開!? 定年農家たちは直売所で小遣い稼ぎ(78頁)。栽培の定説に縛られず、意外にも発想豊か。「寒だめし」を活かす専業農家のオヤジたちも、なんだか柔軟、威勢がよい!(48頁)(伊藤)

▼子牛の事故減は、飼養管理技術だけでなく、記録や情報共有を徹底し(238頁)、道具の使い方を変えたことなども大きかった。研修生や後継者への伝え方、家族経営で見直したい事項にも通じそうだ。(五十嵐)

▼黒ニンニクが青森県内だけで数十億円の市場になっているとはビックリ(292頁)。でもたしかにおいしいし、体にいいし、流行るのは当然か。ブラック企業は困りもんですが、ブラック食品はすばらしい。(小河)

▼「種苗法」が話題だ。農家の自家増殖「原則禁止」という農水省の方針に、不安を覚える人が多いからだ。「種子法」廃止に対しては、国会で復活法案も出た。タネのことはしっかり議論して決めて欲しい。(山下)

▼トマトの裂果に挑む農家と研究者(168頁)。遮光したら、水やりを変えたら、密植にしたら……。試行錯誤の軌跡をたどると少しずつトマトの声が聞こえてくるようで、ますますトマトが好きになりました。(廣瀬)

▼1年前の九州北部豪雨の被害に遭った小ノ上さんが寄稿してくださった(300頁)。壊滅的な被害を受けながらなお、新しく樹を植え、道を直し、希望と目標を持つ。その強さに敬意と憧れを感じる。(岩瀬)

▼作物の耐暑性を高めるタケニグサ(111頁)。締め切り直前、最後のスパルタ蒸し込みで苗姿がガラリと変わって感動! タケニグサ収穫後、カンカン照りの荻窪駅前で、熱中症になった私にもそのパワーを。(遠川)

▼多収品種(138頁)がおもしろい。普通品種と同じ栽培では、せっかくの多収性が活かせない。でも、チッソをガツンと効かせると……。結果が返ってくる品種なら、大変な穂肥もワクワクしますね!(渡邊)


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