まず炭材は、細目の枝を針金で束ねたものをいくつか用意しておきます。最初に窯の奥へこれを立てかけ、窯の入り口に向かってくるに従って徐々に太い丸太を立てていきます。 入れ終えたら窯の口で火を焚き、火が大きくなったら石で窯の口を閉じます。隙間はドロで埋め、下の方にわずかだけ隙間を作っておきます。この隙間も頃合いを見て塞ぎます。 ここから先は、出てくる煙だけを頼りに焼いていきます。窯がすでに暖まっている場合は、そのまま約24時間焼くわけです。 |
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窯の口で火を燃やしたら僅かな穴を残して 口を閉じる |
煙の状態を見て、炭化終了に近づいたら徐々に口を開け、少しずつ空気を入れていきますが、このことで、炭が固く締まってきます。この加減が一番微妙で難しいのです。
そして、口を全部開けたら、炭をかき出しすばやく土をかけて火を消します。 しかし、畑に散布する炭の場合は、湿っていても構わないので、水で火を消す場合もあります。 |
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焼きあがったら炭を窯からかき出す |