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Ruralnet・農文協食農教育2001年 3月号

食農教育 No.12 2001年3月号より

編集室から

▼バケツイネつくりと侮ることなかれ。今号の図解をみると(16頁)、なかなか奥が深いことがわかる。誰でも簡単に始められ、土選び・肥料選びなどの工夫次第で、田んぼの稲つくりに限りなく近づける。なんといっても分げつ・開花などの微妙な変化を手元で観察できる点がよい。田んぼでのイネつくりと併合してバケツイネに取り組めば、学習に深みが増すのでは。(松田)

▼小学生で卒業論文なんて聞くと、すごく無理させてんじゃないの、と思ってしまうが、そんなことはないときっぱりおっしゃるのが楳内先生。「岩手のおやつはおれにきけ!」「理想のマイホーム」「米ができるまで」「ほっぺがとろけるクレープ」「自分だけのオリジナルチーズを作ろう」……クラス40人40様の魅力的な研究はどのようにして実現したか?(86頁)(阿部)

▼先日の雪で東京も一面真っ白。こんな汚れきった街にも、こんな純白の雪が降るものか、と感動しました。やっぱり冬には雪、野菜は旬、子どもは鼻たれがよく似合う。都会でも季節を感じられるものは意外と近くに転がっている。移行期2年目の準備に、旬を味わう怖いもの知らずの室木小の実践はいかが?(78頁)(伊藤)


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