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Ruralnet・農文協食農教育2001年 7月号

 

食農教育 No14 2001年7月号より

編集室から

▼「川部地区の湧水を飲んだけど、あまりおいしくなかったなあ」と言ったら、「枕木山の湧水なら断然おいしい」と言い切った本庄小の5年生(22頁)。感覚を通して得た地域への愛着にびっくり。そんな愛着から出発した地域の生活文化への探究は深くて力強い。でもね、東京にだって、愛着のもてる自然はまだ残っている。湧水が湧いている場所はまだたくさんあるんだよ。(松田)

▼おばあちゃんの畑を荒らすハクビシンの生態を知ろうと、みずからハクビシンになりきって、トウモロコシやナスをかじってみた岐阜市の遠藤和哉くん(「家族もビックリ自由研究」94頁)、サツマイモにはタネがあるの? と疑問をもった神戸市の花房駿希くん(「先生が答えてくれなかった素朴な疑問」100頁)。子どもの目で日頃の不思議に迫る新連載がスタート。 (阿部)

▼畑で大豆がうまく育たなければ、そのあとの豆腐の学習ができない――食と農を素材にすると失敗への不安がつきもの。でも、ご安心を。つまづきがあれば、それだけ学びのタネが増えるんです。新連載「失敗は学びの大先生」での秋田・6郷東根小の西鳥羽先生の奮闘ぶり(102頁)をご覧あれ。(伊藤) 


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