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食農教育 No.26 2003年4月号より
本校は東京郊外の閑静な住宅街にあり、近くに畑や田んぼはない。子どもたちは毎日お米を食べていても、稲を見たことがない。それで、バケツやポリトロでの栽培を行なってきたが、毎年残念でならないことがあった。感動的な瞬間である出穂・開花の時期が夏休みとなってしまうことだ。やはり、写真や本だけでは、その感動は伝えきれない。
■北海道の品種“ほしのゆめ”との出合い 4月中旬に開かれた東京国際ブックフェア2002で、農文協ブースをのぞいてみた。たくさんの実物を展示したコーナーがある。自然の動植物の生態に興味がある私にとって、じつに楽しいコーナーだった。ふと目をやると、『夏休み前に、出穂・開花が観察できる稲の種モミプレゼント』と書かれたパネルに気づいた。 ■稲の花に歓声がわく 栽培経過は図のとおり。資料には6月末に開花とあったが、7月になっても出穂の気配はなく、本当に花が咲くのか不安になってきた。しかし株は元気そのもの。 * 今回の“ほしのゆめ”栽培。今後の課題もいくつかでてきた。
○防鳥ネットは出穂後すぐに! ▼防鳥ネットの張り方 1.バケツの周りに稲より少し高い支柱を立て、先端の4辺を太い糸で囲む
2.防鳥ネットをかぶせ、支柱糸に縛り、裾からも侵入しないよう、たらしたネットに重しを置いて厳重に
(文責・編集部)
● 東京国際ブックフェア2003 問い合わせ 03―3585―1149
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