うちは精肉店

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★第61回産経児童出版文化賞JR賞★
★平成25年厚生労働省社会保障審議会特別推薦児童福祉文化財★
★第23回 けんぶち絵本の里大賞びばからす賞受賞★
北出精肉店は、牛の肥育から屠畜・精肉までを代々営んできた家族経営の精肉店。7代にわたって続けてきた屠畜・解体は2012年3月に幕を閉じた。生きものは、どのように食べものに変わるのか。手とナイフと牛とが一体になるその瞬間、肉、内臓、骨、皮、血、それぞれが、それぞれに生かされ、生きものであった名前が、食べものの名前へと変わる。こうして、おいしい肉やモツが生まれ、皮は太鼓となって生まれ変わる。いのちをいただいて、いのちを生かす。それが北出さんたち家族の仕事だ。
著者 本橋成一 写真・文 ISBN 9784540122224 発行日 2013年3月 判型/頁数 AB/36ページ
うちは精肉店(全1巻)
著者紹介
写真・文●本橋成一(もとはし・せいいち)
写真家、映画監督。九州・北海道の炭鉱の人々を撮った作品『炭鉱〈ヤマ〉』で1968年第5回太陽賞受賞。映画監督作品に『ナージャの村』『アレクセイと泉』など。著書は写真集『ナージャの村』(平凡社、第17回土門拳賞受賞)、『屠場』(平凡社)ほか多数。