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「農家のカラス対策」コーナーより
驚くほどカラスが近づかなくなる凧
山梨県甲府市・久保寺曠さん
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凧とコーティングワイヤーの接続部。ディスカウントストアで買ったフックがとりつけてあり、凧がくるくるまわっても絡まない (写真はすべて赤松富仁撮影)
山梨でスモモとブドウをつくる久保寺曠さん(80歳)。スモモ畑は山沿いにあり、カラスの被害に悩んでいた。以前は収穫期になると、畑を見下ろす道路のガードレールに、カラスがだーっと並んでスモモを狙っていたという。
そんな時に『現代農業』2011年7月号でカラス除けの凧の記事を読み、「絶対これだ」と、さっそくマネして作ってみた。スモモの棚の上に竹で凧を吊るしたところ、風に乗ってふわふわ奇妙な動きを始める。カラスはそれを警戒してか、被害がゼロになった。「こんなに効果があるものない」と奥さんも驚いている。
凧は7月後半、スモモの収穫が近くなったら設置し、収穫が終わればブドウの畑に移動する。一つの凧を使い回せて、ブドウの被害もなくなった。
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スモモ畑に設置された凧
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取材時に撮影した動画が、ルーラル電子図書館でご覧になれます。
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凧を持つ久保寺曠さん
この記事の掲載号『現代農業 2017年9月号』巻頭特集:夏の石灰欠乏に挑む
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