月刊 現代農業
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10月号(土肥特集)の主な記事(予告)9月5日発売

■今さら聞けない土と肥料キホンのキ
 これだけは知っておきたい肥料の話/今さら聞けないpHとEC/マンガ・個性豊かな肥料成分たち

■堆肥と有機物で畑の菌力アップ
 鶏糞、牛糞、馬糞で葉物すくすく/ニンニク2割増収/SOFIX診断で微生物リッチな土

■カヤと廃菌床で病気に負けない
 阿蘇で広がるカヤ堆肥/トマトの青枯病ゼロ/ブドウの農薬半減

■鶏糞農業
 モミガラ鶏糞ボカシの作り方/飼料米の鶏糞栽培

■石灰をバッチリ効かせる
 石灰+えひめAI/苦土石灰塗り付け

■耕作放棄地に挑む
 雑草でチッソ補給、米を無肥料栽培/ソバ、ダイズがよくとれる/湛水除草

■排水で収量アップ
 トマトの耕盤破壊/勾配で湿害が減る

■肥料をむだなく散布する道具

■土壌還元消毒
 米ヌカ+糖蜜でショウガ根茎腐敗病ゼロ/オクラ立枯病、シシトウ青枯病が出ない

■ケイ酸&鉄で水田の地力アップ
 転炉スラグで増収/クズ米減るケイ酸/純鉄粉でタンパク改善

■果樹の植え穴
 モモの植え穴でくん炭やく/植え穴のpH矯正

■地元肥料
 生ゴミを1週間で堆肥/カニ殻肥料でうまい米

編 集 後 記

▼働き方改革が叫ばれる一方で、世の中にはキツイ農作業をお金払ってでもやりたいという人がたくさんいることに驚いた。本気でやる農作業に、多くの都会人の心が満たされる何かがあることは間違いない事実。おもしろい時代だ。(石川)

▼昨年の乾燥機に続く、お掃除シリーズ第2弾。バラして自分の目で構造を理解するサトちゃんもすごいが、作った人はもっとすごい。唐箕や万石、揺すり板など近世以前からの知恵と、近代の機械技術の結晶、人類の歴史遺産かも(108頁)。(伊藤)

▼執筆者から頂く写真に惹かれる。脱化粧肉の子牛(228頁)はまさに理想の姿になりつつあるという。病気が心配だったヤギは混合放牧(248頁)でのびのび草を食む。どれも入念な観察力の賜物と思った。(五十嵐)

▼もうやめられないってタイトル。少し大げさかなあとじつは思っていた(284頁)。しかし、取材で実際に料理を食べていくうちに大げさではなかったと知る。食べる手が本当に止まらない!そして、今ではこう思う。ラッカセイ最高でーす。(小河)

▼自然に触れたい。汗をかきたい。誰かの力になりたい。「カーネーション片付け隊」(48頁)の参加者はみな、お金を出してでも農作業を手伝いたいと考えている。そこに時代のうねりを感じた。確実に農家の“仲間”は増えている。(川崎)

▼九州北部豪雨、東京には雨がほとんど降らないものだから、テレビを見て驚くばかりだ。去年の北海道といい、なすすべない災害も多いが、今号の台風対策(162頁)が少しでも参考になれば幸いです。(山下)

▼西日本に夏秋トマト名人現わる(148頁)。大石貢さんのトマトには、普通では考えられないような巨大なわき芽がニョキニョキ生えていて、ちょっと異様な姿だ。このわき芽たちが今後どんな活躍をするのか、読者とともに追いかけたい。(廣瀬)

▼葉取らずリンゴ(186頁)。市場の「おいしさが大事」という建て前と、「見かけが悪ければ売れない」という本音に振り回される生産者。それでもよいものを届けようという矜持を感じた。(岩瀬)


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