月刊 現代農業
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12月号の主な記事(予告) 11月5日発売

■巻頭特集 大雨に、転作に、排水改善大作戦 暗渠・明渠・縦穴掘り/ぬかるむ畑に電動オーガ/縦穴ブーム、私も掘ってみた/中山間の畑に幅1.5mの明渠/明渠、私のアイデア集/超効率的モミガラ本暗渠/サトちゃん流ダブル管暗渠/ラクラク暗渠掃除 他

■くらし・経営・地域 ご飯もすすむ ケール&ビーツの食卓レシピ/2021年米余り問題 農家アンケート編

■稲作・水田活用 今、米粉が求められている 学校給食でヒット/稲作農家のおむすびパンが大人気/米粉パスタスナックが売れる/稲作初挑戦で役立つグッズ

■野菜・花 町のタネ屋が解決!冬越し野菜のお悩み相談室・葉菜類編/ロールベーラーで残渣処理/アスパラの茎葉運び出し、トマトの片付けが一気にラクに

■果樹 果樹の環境制御最前線/サクランボ 少量多かん水で裂果が減った/ミカン 樹勢を維持して収量7t超え/いや地を乗り越える モモ・スモモの改植ワザ

■山・特産 広葉樹林のナラ枯れ対策 枯れる前に全部切る

■畜産 内田式お産介助法 こんなときどうする?/水場・エサ場のぬかるみを自主施工で解消

編集後記

▼「米価下落に黙っていられない!」と怒りの投稿(276頁)。「農をおろそかにすると、世の中に歪みが出てくる」と高橋さん。強者に屈しない農家の強さにも納得。田んぼを守ることは世の中をよくすること。(石川)

▼スモモの垣根栽培の衝撃的な樹形から、自然形Y字仕立てへ(171頁)。平面から立体に形は変われど、技術のキモは摘心。深澤さんはオウトウやカキでもやっている。(伊藤)

▼分娩予定の2カ月前には分娩房に入れる菅原さん(214頁)。想定外の早産でも兆候を見逃さない。早産でやはり子牛の鼻が先に出てしまったことがあったが、手遅れにならず介助でき、立派に育った。(五十嵐)

▼台風被害を受けた森島さんが不屈の精神でハウスを再建。それをヒントに河合さんが進取果敢に新たなハウス作りに挑戦(32、34頁)。諦めないで考え続ける。誰かの工夫に学んで自らに活かす。これぞ農家。(小河)

▼「作物の力を信じる」「かわいがりすぎない」「やってあげた感は禁物」。これ、連載執筆者の山口仁司さんがよく口にするキュウリ栽培の心得。教え子たちもその金言を胸に驚異の40tどりを実現した(134頁)。(川﨑)

▼改定された種苗法のその後について(280頁)。登録品種の自家増殖に必要な許諾料はいくらか、手続きはどうするのか。国や都道府県の対応が、少しずつわかってきた。さて、種苗メーカーはどうするか。(山下)

▼炭、チップ、パウダー、メンマ……、今月号では支柱に変身。竹は農家の困りもの、でもちょっと手を加えるだけでグイっと魅力を引き出せる(84頁)。次はどんな竹の活用術が生まれるのか、ワクドキです。(原)

▼インド型のイネ品種は、枝梗中の維管束数が多い(102頁)。知らなかった世界に目からウロコ! でも、なぜ日本型は維管束が少ないのか、多すぎて不都合はあるのか……疑問はかえって増えたかも。(渡邊)

▼主食用米なら倒れる量のチッソでも、飼料米ならまだ腹八分(98頁)。ちょいまき追肥をたらふく食べて、立派に育ち、最後に親孝行(満額)。手間暇をかけて育てた農家への、イネの恩返しだ。(菊地)


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