月刊 現代農業
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1月号の主な記事(予告) 12月5日発売

■巻頭特集 農家の菌活 100のワザ/カラスウリから酵母菌、ムギワラから納豆菌をとる/イチゴの元肥一発肥料に土着菌ボカシ/死んだ細菌の葉面散布でイネ増収/菌の寿命は? 菌液のオリって何? もっと知りたい菌の話/ヨーグルトメーカーで納豆作り

■くらし・経営・地域 農家の門松づくり/創刊100年記念 図解『現代農業』の歴史/ながーい読者を訪ねる

■稲作・水田活用 子実トウモロコシ・ハトムギ・モチムギ……今、注目の転作作物/今どきのアイガモ農法/稲作農家の地味カイゼン

■野菜・花 金をかけずに環境制御/モニタリングの数字だけではわからないこと/炭酸ガス施用を安く、効率よく/冬越し野菜のお悩み相談・タマネギ編

■果樹 100歳現役も夢じゃない 果樹の低樹高栽培/イチゴの高設ベッド利用、腰の高さで作業できるブドウ棚/カキの一文字栽培/モモ、マンゴーの低樹高栽培

■山・特産 耕作放棄地で養蜂、蜜源探し/土ごと発酵の有機碾茶

■畜産 牛農家の濃厚飼料 飼料米置き換え術/廃鶏で庭先養鶏

■機械・道具 5000円で作れるリンゴのせん定枝集め装置

編集後記

▼「明渠」「暗渠」は数千年前からある土木技術だが、教科書的な本はあまりない。「縦穴掘り」もしかり。畑は1枚ごとに地形や地層が違う。だからこそ、排水対策は農家個々の見方や工夫が生きる技術だ。今号は自分でできる方法が満載です。(石川)

▼果樹でも環境制御。サクランボ農家はトマトの裂果対策の記事を読んで開始。ミカン農家は樹を落ち着かせる仕立て方に、リンゴ高密植栽培との共通点を見る。農業技術の縦割り打破か!?(160頁)(伊藤)

▼ナラ枯れは虫だけの問題にあらず。放置せずに切ることが被害拡大と災害をも防ぐ。カネにもなる(198頁)。8月号の内田式お産介助法の実践への反響が大。産道に手を入れると何がわかる?(216頁)(五十嵐)

▼草の力や人体がもつ力を活かして健康に。そんな知恵を学べる連載が最終回(258頁、240頁)。コロナ禍でいたずらに不安を煽られる中、地に足つくような安心感をくれた気がします。執筆者のお二人に感謝。(小河)

▼佐賀県の中尾太輔さん(148頁)は、8月の豪雨で近所のアスパラ農家のハウスが浸かってしまい、復旧作業に奔走。「自分も助けられてきたから、今こそ恩返し」。アスパラの再生方法を伝え、仲間を励まし続けた。(川﨑)

▼作付け転換目標をほぼ達成したとの報道で、てっきり米価は維持できたとばかり考えていた(280頁)。ナラシの補填は来年6月。肥料代や油代の高騰が、重くのしかかる。(山下)

▼営業時代にお世話になった大先輩が、定年前に現場でつかんだ縦穴実践(45頁)。短いけれど想いが詰まった記事なので、読み手の琴線に触れられたら嬉しい。永年勤続、本当にお疲れさまでした。(原)

▼3月号に続き、今回も取材で相沢さん(34頁)のオーガを使わせてもらった。電動で静かなのにスルスル掘れて、あっちゅう間に60cm。カ・イ・カ・ン! 農家の「当たり前道具」になる日も近い!?(渡邊)

▼竹暗渠の施工を見た(74頁)。手間はかかるが、安くすむうえにかなり長持ちする。施工を手伝いに来ていた青年たちがとても楽しそうで、一緒に汗を流したい気持ちをグッと堪えて取材しました。(菊地)


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