第3回酪農技術交流訪中団

9月23日〜27日、小沢禎一郎、越後屋幹雄、尾形茂、岩瀬慎司、農文協斉藤春夫理事、臨時職員葛嵐屏の各氏が訪中した。越後屋幹雄氏は10月5日まで逗留して指導にあたった。今回の交流では決定的な転回を見た。それは交流初日に鹿泉市酪農指導者4人、モデル農家5人とおこなった学習会を契機に起こった。学習会では前回調査で判った繁殖障害の実態、エサの不足実態を提起するとともに、日本の酪農を実際的に支えた二本立てエサ給与理論のはじめての詳細な説明を試みた。それが先方の指導者、農家に積極的に受け入れられた。その結果、鹿泉酪農のエサ組み合わせにおける欠陥が指導者に自覚され、近隣で生産されていたアルファルファのヘイキューブ買い付けを実行した。これらを通じて、将来、鹿泉市における急速な増頭を飼養条件から保障するのはアルファルファの作付けと給与であること、ヘイキューブ加工工場建設の必要性があることなども話し合われた。鹿泉市の農業振興の中心課題の重点は酪農振興であり、これに関する産業連関も含めた認識に前進したことは画期的であった。

今後、鹿泉市を中心にした中国酪農の実情に合った農業技術書を翻訳出版、ビデオCDなどの映像作品など、中国の酪農における学習の意義とそれに対応する文化財の提案を進行させる予定である。


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