こんなまち、こんなむらなら
行ってみたい |
|
歴史ロマンあふれるむらづくり事例集
|
|
農文協 編
定価:1,700円 (本体1,619円) |
|
![]() |
目次
はじめに 事例集のねらい
|
B5版 ISBN 4-540-00233-3 定価:1,700円 (本体1,619円) 119頁 発行日 2001年2月24日 |
|
|
|
歴史・伝統を活用した個性豊かなむらづくりのために 都市文化の縮小コピーではない、創造的な地域おこしの試みが各地で実施されている。ともすれば軽視しがちな歴史的町並みや地域伝統産業、祭り・伝統芸能や風俗習慣の神髄を再評価して、地域おこしの新たな資源にしようとする取り組みである。 「地域の良さ」「地域の魅力」にこだわった地域の再評価・再発見という作業は、住民にとっては「新味」がなく「何もないところで何が発見できるのか」という「とまどい」にしばしば行き当たる。 しかし、一見して「何もないところ」を歴史という視点で見つめ直すと、実に個性豊かで貴重な文化資源を発見することができる。本書で紹介する地域は、遣唐使船の足跡を残す長崎県の離島から開村百年の北海道の農村まで、歴史的・地理的条件は様々であるが、その地域固有の歴史と個性的な伝統文化という唯一無二の資源を再発見し、保存している地域である。そうした歴史と伝統文化を活用したイベントは一過性の単なる「人集め」ではなく、地域にじっくり根付いた活動となる。 本書は、地域に埋もれた歴史ロマンとそれを資源にした地域おこしの試みの一端を紹介することによって、地域住民の新たなむらおこしの参考になることを願って編んだものである。 (本文より一部抜粋) |