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食品加工機器メーカーのみなさまへ

農村むけ小型納豆製造機がアジア市場でも好評

ツバキ、ヒマワリ、ラッカセイなどの大粒も搾れる、7kg/時中型連続搾油機。電源:100V、400W。処理能力:小粒専用機、10kg/時

昨年の10月、第9回配本、第3巻「加工共通技術―加工機器/衛生管理/廃棄物利用」の内容を新聞紙上に広告しましたところ、さっそく問合せがあり、改めて加工機器に対する関心の高さを感じました。広告にあった小型搾油機の入手先の問合せでした。
小さい加工機器に関連していえば、ある納豆製造機器メーカーの話が思い出されます。そのメーカーでは、ある農協の納豆工場にかかわる中で、専業農家が地域素材を生かしたこだわりの農産加工品づくりに関心があることを知り、原料ダイズ2俵程度を想定した農村市場向けの納豆製造装置の開発に取組んだといいます。生産規模からバッチ式のものを開発したのですが、これが東南アジア市場でも喜ばれ、輸出を伸ばしていると聞きます。日本の農村市場向けニーズが同時に東南アジア市場のニーズと重なることを知り、改めて日本の農村市場への関心を高めているとのことです。

食品企業からも熱い視線「素材編」

左記のほか,ナタネ(油分5〜35%),エゴマ(油分20〜30%)など,エキスペラー部を交換すればあらゆるものをしぼることができる

BSE(牛海綿状脳症)問題以降、トレーサビリティー(原材料の追求可能性)が問われる時代を反映して、本シリーズの「素材編」には食品企業からも熱い視線が注がれています。このことは、素材原料の生産情報を消費者に伝えなければ、もはや商品が売れない時代に入ってきたことを物語るものです。時代は大きく動いています。

加工機器メーカーもこの時代の変化に対応した機器開発、素材選択や加工品開発へのアドバイスに加えて、「素材」のさまざまな特徴、例えば収穫時期による品質・加工適性の変化、機能性、「加工品」の個性的な製品化のノウハウなどのきめ細かな情報を、加工機器ユーザーから求められているのではないでしょうか。この『食品加工総覧』はそんなユーザーからの要求に応えるための多彩な情報が満載されております。加工機器がさまざまな「素材」から「加工品」を生み出す産婆さんの役割を担っているとすると、この『食品加工総覧』は加工機器メーカーと加工機器ユーザーとの仲を取り持つ仲人役になれるかと考えます。


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