お米作りの仕事
1 田おこし:こう起(き)
イネがよく育つように、ひりょうをまいて、トラクターなどで田んぼの土をたがやします。
昔は牛や馬に「すき」をつけてたがやしました。
2 たねまき:は種(しゅ)
イネのたねを育苗箱(いくびょうばこ)にまきます。箱に土とひりょうを入れて、たねをまき、その上から土をかぶせて水をかけます。「はしゅ機(き)」はこの仕事をする機械(きかい)です。ひと箱にどれぐらいのたねをまくかをくふうしています。
3 代(しろ)かき
田んぼのそこから水がにげないように、田んぼの土をトラクタなどで練ります。練った後、土を平にします。水の深さがそろうので、イネがそろって育ちます。
4 田植え
イネのなえを田植え機(き)で田んぼに植えます。植えられたイネがすぐに根を出すように、天気のよいあたたかな日をえらんで田植えをします。
機械(きかい)が植えのこした所は、手で植え直します。
5 薬かけ:防除(ぼうじょ)
イネのさまざまな病気(びょうき)---いもち病(びょう)、モンガレ病(びょう)や、害虫(がいちゅう)---ウンカ類(るい)をふせぐためにイネに薬をかけることもあります。
このごろは、ラジコンヘリコプターで薬をかけるやり方もあります。
6 ひりょう:追肥(ついひ)
お米がたくさんできるように、ひりょうをまきます。
ひりょうさんぷ機(き)でまく人もいます。
ひりょうの量(りょう)や、まく時期で、お米の味や取れる量(りょう)がちがうので、たいへん気を使います。
7 かり取り:収穫(しゅうかく)
実ったイネをコンバインなどでかり取ります。
もみは穂(ほ)からはずされて、ふくろにつめられます。
8 かんそう
もみをかんそう機(き)に入れてかわかします。
おいしいお米にするために温度や時間をくふうします。
9 だっこく、出荷(しゅっか)
たねから、もみがらを取りのぞいて、お米(げんまい)にします。
小さなお米や、きずのついたお米を取りのぞきます。つぶのそろったおいしいお米だけをそろえてふくろにつめて出荷(しゅっか)します。
お米(げんまい)から米ぬかを取りのぞくと、白いお米(はくまい)になります。
もっとくわしく調べてみよう
<文献紹介>
・かこさとしのたべものえほん ごはんですよ おもちですよ(幼児〜小学校低学年向き) 文:かこさとし 絵:中沢正人 |
農文協 | |
・自然の中の人間シリーズ 土と人間編 イネという作物(小学校中学年向き) 著:太田保夫 絵:河崎千加子 |
農文協 | |
・自然の中の人間シリーズ 微生物と人間編 水田をつくる微生物(小学校中学年以上向き) 著:長谷部亮 絵:渡辺可久 |
農文協 | |
・減農薬のための 田の虫図鑑 著:宇根豊,日鷹一雅,赤松富仁 |
農文協 |
<ホームページの紹介>
食糧庁(しょくりょうちょう)「米麦ランド ―お米や麦との上手なおつきあい―」へ
JA(ジェイエー)グループホームページへ
JA庄内(ジェイエーしょうない)みどりのホームページへ
小学校の先生からよせられたお米にかんするしつもんに対する答えをまとめた「米コメQ(キュー)」があります。
お米ができるまでへ
秋田県大がた村のお米づくりのしょうかいです。大がた村教育委員会が作成したものです。
ルーラルネットへ
食・くらし・農業ぎじゅつのそうごうデータベース=ルーラル電子図書館。農業の本、ビデオをさがすことができます。
社団法人 農林水産技術情報協会(しゃだんほうじん のうりんすいさんぎじゅつじょうほうきょうかい)へ
お米にかんするいろいろなじょうほうや新しいぎじゅつのしょうかいを行っています。
お米の国の物語へ
お米百科やごはんりょうり、お米を使(つか)ったおかしの話などがたくさん集められています。