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遠藤凌子 宮城県在住 1951年生まれ 商業デザイナー 暮らしに伝えられてきたごく身近な自然素材(樹木の皮、葉、つる、わら、竹、草花)で、食のコーディネートをデザインをとおして提案させていただく。
呉地正行 宮城県在住 1949年生まれ 神奈川県出身 日本雁を保護する会 会長 古来から日本人に親しまれてきた雁。「雁のいる風景」を再び全国の空に取り戻すことが私たちの夢です。そのために、雁の住める豊かな湿地の保全・復元を行なうとともに、雁と水田農業の共生をめざす「ふゆみずたんぼ」の活動に力を入れています。冬の田んぼに水を張ることは、雁の新たな生息地と渡りのルートを確保することができるだけでなく、水辺の生きものの力を活かして土壌を肥沃にする、持続可能な水田農業の可能性も秘めています。
トミタイチロー 埼玉県在住 1945年生まれ 東京都出身 イラストレーター イラストや漫画や絵の技術で、食のお手伝いを。食べることが好きなんで、簡単な食品加工をやってそれを食べるのも楽しい。庭の柿で、カキ酒、道のエノコログサでポップコーン、ヨーグルト、カッテージチーズなど、いわゆる「おもしろ食品加工」の路線が好きですね。それも子どもと一緒にやると楽しいなァ。
林良樹 千葉県在住 1968年生まれ 千葉県出身 アースアーティスト 環境や貧困など、多くの地球規模の問題を抱える現代。人類は、人と自然が調和した新しい文明を創造しなければなりません。それにはまず、私たち一人ひとりが環境になるべく負担をかけず、持続可能な生活をはじめることです。私は、イラストなどの創作活動をしながら、有機米づくり、地域通貨のネットワーク、エコビレッジづくりに携わっています。私にとっては、これらすべてが「地球に調和という絵を描く」創造行為なのです。
Yae 千葉県在住 1985年生まれ 東京都出身 歌手 私が土のある暮らしをはじめてから4年が経とうとしています。ここには本当の暮らしがある。恋をして結婚をして、子を産み育てる。自然のなかで四季を体で感じながら、おいしい野菜を育てて食べる。大切な家族と囲む食卓は本当に幸せを感じる瞬間です。これこそが幹となって、土台となって私のこころとからだを支えてくれている。歌うことも同じです。いま、世の中は本当にたくさんの問題を抱えています。その答えは土にある。私はそう確信し、歌をとおして土の上に生きることの幸せを伝えたいと思います。
赤池学 東京都在住 1958年生まれ 東京都出身 (株)ユニバーサルデザイン総合研究所 所長 社会システムデザインを行うシンクタンクを経営するかたわら、製造業技術・科学哲学分野の執筆、評論を手がけています。問題意識としては、地域資源を活用した地域システムを創出する「生命地域主義」、再生可能な生物資源を活用した持続性を開発する「千年持続学」を提唱し、地方自治体や中国において、地域資源や地域連携を活用した産業創出プロジェクトに取り組んでいます。企業や自治体とともに新規開発した、食農関連の具体的な地域システム、製品についてご紹介することが可能です。
阿部宣男 東京都在住 1955年生まれ 東京都出身 板橋区ホタル飼育施設 施設長 ホタルが舞う水辺には、多様な生き物が生息する豊かな水環境が必要不可欠。ホタルの保護という意味では、人工飼育だけでなく、自然繁殖が可能な環境を回復することが大切です。田畑で使われる化学肥料や農薬が川に流れ込むと、さまざまな生物が死んでしまいます。一度壊された自然を取り戻すのは難しいけれど、ホタル保護の活動を通じて、一人ひとりに自然環境の大切さを理解してもらいたいと思います。
今井俊博 東京都在住 1926年生まれ 京都府出身 (有)ユーラシア・クリエイティブ・ジャパン 代表取締役 都市のライフスタイルの変容、価値観の変化に関する調査・研究(人類学的、生物学的、社会学的、民俗学的)をベースに、モノづくり、ミセづくり、マチづくりのソフト開発をプロデュース、またはコンサルティングを行なってきた。専門的、具体的、そして総合的に。最近では、地域社会、地域産業振興、都市生物環境制御(環境共生住宅など)のプロジェクトや、アジア諸国との交流が多い。
内山節 東京都在住 1950年生まれ 東京都出身 哲学者 「歴史」とは時間の記憶ではないかと思う。この時間の記憶と結びついたところに、地域が生まれ、農の営みが持続する。逆に述べれば、時間の記憶と結びつかない殺風景な景色を私は好まない。守田志郎は共同体を歴史から解き放ち、共同体が内包している歴史性を再評価すべきだと述べていた。とすると「時間の記憶」とは、守田の「歴史性」と同じものなのかもしれない。
海野和男 東京都在住 1947年生まれ 東京都出身 自然写真家 生物の世界の多様性を、特殊映像を用いて話します。たとえば、アブラムシを食べてくれるテントウムシはわずか8mmしかありません。私たちの1/200の大きさです。ですから、テントウムシにとっては、わずか1坪の土地も、私たちにとっての4万坪もの広大な土地と同じ意味をもちます。私たちと異なる世界で生き、地球上でもっとも繁栄している昆虫たちの生活を知ることは、環境問題を考える大きな一歩になると考えます。
大江正章 東京都在住 1957年生まれ 神奈川県出身 ジャーナリスト 農・食・環境などに関する書籍を創るなかで、広義の有機農業が産業社会と近代農業のゆきづまりを乗り越える道であると確信しました。中山間地域から都市までをフィールドに、農を活かして持続可能な社会をめざす取り組み、耕したい消費者に応える活動、半農半Xなど、新たな地域の力と生き方についてお話しします。
菊池哲郎 東京都在住 1948年生まれ 福島県出身 毎日新聞社 顧問 本来の力を発揮すれば、日本は世界一住みやすくていいところになるのです。
草野素雄 東京都在住 1949年生まれ 埼玉県出身 城西大学 教授 サービス産業におけるマーケティングを中心に研究をし、大学では「マーケティング論」を、大学院では「サービス・イノベーション特論」の授業を担当しています。サービス産業のさまざまな事例研究を通じて、「食とマーケティング」あるいは「新たな農業のあり方」をみなさまとともに考えていくことができれば幸いです。今後みなさまがマーケティング理論を習得するお力添えができるよう精一杯つとめる所存です。
宝井琴梅 東京都在住 1941年生まれ 東京都出身 農業講談師 新潟県南魚沼市一村尾にて10aの田圃を借りてキンバイ米を栽培、農業の大事さを実体験して農業講談を高座にかけている。また、農家を改造して梅桜亭という寄席をオープン。毎月、講談、落語など寄席の楽しさを地元の人に。芸人、芸術家、アーチストの人たちとのふれあいが、若者の刺激、触発になっている。農業講談の読み物(演目)「おらあ日本のマンマがくいてぇ」「農は国の基なり」など。
近澤可也 東京都在住 1934年生まれ 石川県出身 建築家・パンデコン建築設計研究所 代表 『花と緑の手づくり村構想』(1988)は、倉渕村の自然を守り、生かす、外部資本等に頼らない自前の村づくりである。村営でクラインガルテン(市民農園)、ふれあい館(相間川温泉館)、貸しログハウスなどを計画した。農山村のたたずまい、日常生活、文化、伝統がそのまま観光資源でもある。自然にかえり、土に親しみ、家族とともに田園で過ごす農村ツーリズムの誕生である。日本の美しい自然景観、農村風景は、地球上に残された数少ない宝である。これらを大切に守り、後世に残したい。
豊田菜穂子 東京都在住 1957年生まれ 東京都出身 フリーライター・翻訳家 ロシアには「ダーチャ」と呼ばれる菜園つきセカンドハウスがあり、多くの都市住民がこのダーチャで夏の週末を過ごしています。国内生産高の8割以上を占める驚異の野菜自給率、田舎暮らしと都市生活の両立、食文化やモノづくりの技の伝承、野菜も花も同等に扱うロシア流ガーデニング、さらには年金生活者の生きがいづくりなど、私たちの暮らし方のヒントにもなるダーチャでのスローライフを写真とともにご紹介したいと思います。
長澤法隆 東京都在住 1954年生まれ 新潟県出身 シルクロード雑学大学 代表 20年かけて自転車でシルクロードを見聞する旅をしています。自転車旅行ではお腹が空くので、食事の時間が楽しみです。西安を出発したころ、食べた麺類はたっぷりのスープに浮かんでいました。砂漠のオアシスでは焼きソバになります。テーブルに並ぶ皿をみると、野菜より肉が多くなります。気候と食は関係があるようです。タマネギ、ニンニク、ニンジンなどの野菜の原産地は中央アジア、大根やカブは地中海、ブドウ、リンゴなどはアフリカ、中東、中央アジアを原産地とし、シルクロードの旅人と一緒に、日本へ伝播したようです。シルクロードから持ち帰った果物や野菜の種を提供できます。その種を育てることを通じて、子どもたちに各国の農業や食、地理や歴史を学んでほしいと願っています。
山口昌伴 東京都在住 1937年生まれ 大阪府出身 道具学会 事務局担当理事 日本の台所=食べる営みの場所は、20世紀後半、大きな変容を遂げた。だが、20世紀末に完成されたキッチンの姿は、西洋モデル(ことに、食事をあまり楽しまない、能率本位のドイツ型)だった。日本の農家の台所改善もこれに沿ったものだったが、ここには大きな誤りがあった。日本の食環境とは異質な環境が生みだしたモデルであったこと、毎日、その都度の調理の能率を中心に設計されていること。ここで再検討すべきは、一年の計をふまえた21世紀日本型台所のありようである。
吉田昭彦 東京都在住 1943年生まれ 神奈川県出身 (株)こめつつじ 代表 本来の自然と接触する機会をもちあわせない子どもたちを教育の場をとおして、本来の自然が多く残されているところへ頻繁に連れだすことを「教育グリーンツーリズム」と呼び、その必要性を都市住民に広く呼びかけています。災害の多い日本ですから、治山・治水も兼ねて水源地域の環境保全に取り組む「水源レンジャー」制度を構築するのはいかがでしょうか。将来を担う子どもたちに「自分たちの水は自分たちで守る」ことの大切さを知らせていこうではありませんか。
高野孟 千葉県在住 1944年生まれ 東京都出身 インサイダー 編集長 私自身、千葉県鴨川市の山林に移住する一方、北海道帯広市の牧場に年数回通って、半電脳・半農牧的ライフスタイルを探求している。それは、食を中心とする生活の安全保障は、自分で確保するしかなくなっているからだ。その先に、21世紀の日本人が生きる道がみえる。
山崎和樹 神奈川県在住 1957年生まれ 群馬県出身 染色工芸家 「草木染」は植物の葉、枝、幹、樹皮や根などに含まれている色素を抽出し、糸や布を染める伝統ある染色法です。その抽出液に含まれる色素やその他の成分によって、合成染料とは異なる草木染独特の色や風合いを与えます。草木染の色彩的特徴、風合い、歴史を説明し、さらに、染色技法、染料の栽培、染色のメカニズムを知ることで美術、理科教材として適していること、草木染が環境に適した染色であり、新たな農業、林業の生産品目としての可能性と自然環境の再生についてなど、お話したいと思います。
酒井與喜夫 新潟県在住 1935年生まれ 新潟県出身 (株)イートラスト 特別顧問 昭和38年(1963年)新潟県を始めとして北陸地方は未曾有の大豪雪に見舞われた。これを期に雪予想に立ち上がって約半世紀、予想誌にまとめて四半世紀。初期の頃は積雪量や初雪、根雪日など何時頃か至って単純項目だけだったが、根気よく調べているうちに大自然のカラクリが見えてきた。我々の住む大地から地震・豪雨・台風・豪雪・自然災害に結びつきそうな全てが事前にサインを発していた。自然界の生き物達は直前で6時間前、長期では91日と13時間半前に予知、身を守っていたことになる。大地が発する波動を広域的に観測・解析すると、3月も前に台風の進路や影響を受ける範囲・風速・雨量などが予測できる。前線などは形や進路も同様。近年自然災害多発の折、このような予測技術は最も重要と思う。また温暖化対策の助っ人にもなりそうだ。
林泣童 富山県在住 1937年生まれ 富山県出身 工房雑華林 代表 大好きな言葉に「楽しくなければ戦わない」(永六輔さん)があります。野山を歩き、圃場の小道で見つけた草木を採集し、色を見つけだす。なにごとも楽しまなければ……、そのためにこそ挑戦するのです。婦人や子どもの教室でよく、ことをはじめる前に結論を聞かれますが、「なんでもやってみてよ! そのなかで気づくことがあれば、それが大きな進歩です……」と答えています。積重ねのなかから新しいものをみつけだすことが大切です。村おこしも同様だと思います。
洞口健児 岐阜県在住 1950年生まれ 岐阜県出身 (有)アウトドアコーディネイツ 代表取締役 私はアウトドアという切り口から過去20年間「本物の直接体験」ということを唱え続けてきた。そして究極のアウトドアライフは百姓(農耕)ではないか、と思うに至った。スポーツも、アクティビティも、クラフトも、文化も、耕すことも、食べることも……、その地の自然条件のなかでいかに本物の直接体験をコーディネートするか、である。そしてどのように地元にお金の落ちる仕掛けを組み込んでいくのか……、みなさまとともに智恵を絞りたいものです。
田島征三 静岡県在住 1940年生まれ 高知県出身 画家・アーティスト・絵本作家 村はさびれてゆきます。自然にそうなってゆくのではなく、その村のせいでもない、上のほうでだいぶん前に手を打ってあったからです。あわてて、開発、原発、産廃施設の誘致と、村のいいところを壊して活気づいても、先行きもっとひどいさびれ方をするだけです。村の美しさをそのままにして、活気づく方法を考えてみましょう。文化的なこと。芸術、スポーツ、音楽いろいろあるはずです! 独自の道を探してみませんか?
高橋裕博 京都府在住 1947年生まれ 京都府出身 染職人・ひろ2実験工房 主宰 天然繊維、麻、木綿、絹を中心にした繊維のこと、染料素材のこと、それに附属する灰の利用など、明治以前の染織技術をひもとき、染料素材のもつ一番優れた特徴をもつ部分を引きだし染めること、その染料でしかだせない色をだし、それらを組み合わせることで希望する色を求める考え方。これをもとにあるものを活かす、ないものねだりをしないといった染色をすすめています。地域と染料素材と色彩の関連。色彩の歴史的変遷。小袖の形態の変遷。文様と色彩の変遷の研究などもすすめています。
北浦浩 兵庫県在住 1952年生まれ 大阪府出身 拙筆屋 万次郎(せっぴつや まんじろう) 1995年1月の阪神・淡路大震災をきっかけに自分の心に浮かんだ言葉を書で表現するようになり、拙筆屋万次郎として創作活動に入りました。「生がある 旬がある 魂がある」「お祭りの原点は農林漁業にある」田植えもせずにお米を食べる 農家のみなさん、ありがとう」「口に入る物の原形を知る」「味噌・醤油・きな粉・納豆・あげ豆腐 大豆が生んだ宝物」・・・など、食と農をテーマにした言葉を創作しています。
鳥越皓之 兵庫県在住 1944年生まれ 岡山県出身 筑波大学大学院人文社会科学研究科 教授 最近は水にかかわるまちづくりに関心をもっている。日本以外に、イギリスやグアテマラ、中国などの水辺の生活についてデーターを集めた。また、水環境に関する環境社会学的な分析や施策、さらに環境民俗学的な地元の伝統的な生活を大切にする考え方も大切だと思っている。水以外には、最近、集英社新書でだした『花をたずねて吉野山』は、森林についての話で、そこでは地元のコミュニティとNPOの大切さにも言及している。