▼[特集]
伝えたい電気学習のポイント
こうすればおもしろい“交流”の学習……藤木勝
こんなスピーカーがあったらなぁ……中村講介
テストではじまる電気学習……金子政彦
火花送信機の製作……足立止
テーブルタップの魅力……下田和実
延長コードの製作と安全教育……長沢郁夫
電気のモトはお水です?!……北野玲子
アクリルパイプの「簡易発電機」製作……村上眞也
かつて独立した領域だった「電気」は、現在の指導要領では「エネルギー変換」の一部分となり、いろいろなものづくり学習のなかで、目に見えない「電気」を実感することがむずかしくなった。しかし、限られた教材でも、伝いたいネライをはっきりさせれば、電気学習を楽しく、面白くすることは可能だ。そのためのヒントを集めた。
まず、躓きの石となりやすい「交流の概念」「電気用語」「回路図」をわかりやすく伝えるための五感を使う実験(藤木記事)、クイズ集の工夫(金子記事)を紹介。また、身近な電気器具=テーブルタップ・延長コードの製作から、日常生活の役に立つ電気の知識を身につけさせる(下田・長沢記事)。さらに、先端技術の発達でブラックボックスになりがちな最新の電気製品ではなく、身体で感じられるスピーカー、火花送信機、簡易発電機の製作が、子どもたちにとって新たな意味をもつことになる(中村・足立・村上記事)。
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