▼[特集]
学習指導要領の改訂と技術・家庭科
家庭科と「ものづくり」……野田知子
「生物育成」を読み解く……向山玉雄
学習指導要領改訂と生物の育成……田村学
生産技術教育を担う教科へ接近した技術科……坂口謙一
高校理科の内容から「技術・家庭」を見る……続木章三
「生物育成」を検討する……赤木俊雄
【論文】よみがえれ! 中等工業教育……佐藤弘幸
【研究報告】色覚異常と色覚検査を考える……石林紀四郎
【エッセイ】宮澤賢治「人気」の秘密(2)……齋藤英雄
新しい学習指導要領では、技術・家庭科はどのように変わるのか。技術科と家庭科、それぞれの立場から、改訂のポイントを明らかにした。
改訂の最大の特徴は、技術科で、「生物育成」は必修になること。指導要領の内容・位置づけを読み解き、農・食・環境をつなぐ方向性を打ち出す(向山記事)。また、「生物育成」を定着させるための課題と、そのための農高との連携研修に事例を報告(赤木記事)。小学校の生活科や総合と繋げれば、より豊かな展開も考えられる(田村記事)。
そのほか、改訂によって技術科はより生産技術教育化して国家戦略を担う側面が強くなるという問題や(坂口記事)、家庭科では「ものづくり」としての衣服製作が弱くなる問題(野田記事)も指摘している。
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