月刊 現代農業
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2019年5月号

3月号表紙

『現代農業』が1月号からリニューアルしました!

まず、写真が格段にきれいに印刷できる仕様の紙になりました。
文字もくっきり読みやすくなりました。
新しい紙は一枚一枚が薄いため、今までよりもだいぶスリム化した印象ですが、相変わらず300ページ以上のボリュームで、中身の充実度は変わりません。
各コーナーの渾身の新連載も10本スタート。読者アンケート(プレゼント付き)のコーナーもあります。
ぜひ新しい『現代農業』をご覧ください。


巻頭特集

稲作60年のベテランが浅水代かきに初挑戦
ワラが浮かない代かき法を教えてください

神奈川県座間市・若林英司さん

 昨年5月号の編集が終わって間もない3月下旬、『現代農業』編集部に1通のFAXが届いた。

「毎年5月に田んぼで代かきをするのですが、前の年に収穫したイネのワラが浮いてしまいます。浮いたワラは水面を漂って、南風が吹くと北側に、北風だと南側に寄ってしまって大変です。ワラが浮かないような代かきの方法を教えてください」

(依田賢吾撮影)

(依田賢吾撮影)


野菜・花

標高差を活かしてずらし栽培
アヤメと大麦の花束が大ヒット

静岡・前川俊雄

 子供の頃から農業を見てきたこともあり、自分も小学4年生のとき、ニワトリを6羽飼い、自転車で30分かけてスーパーへ卵を売りに行っていました。農業が好きで、果樹研究所に入所できたことは今でもうれしい思い出です。主に日本風土に合うカンキツ類の研究をしていて、いずれは自分でも生産し販売したいと思っていました。40歳のとき、大手物流会社に転職。15年経ち、いよいよ農産物の生産から販売までをやるようになり、それから農業一本で生活しています。

アヤメと大麦の花束を直売所に並べる筆者、76歳(写真はすべて赤松富仁撮影)


くらし・経営・地域

春到来、遅霜に備える

古川武彦

 五月晴れ、鯉のぼりが紺碧の大空を泳ぐ。5月は1年でもっとも安定した天候に恵まれますが、農家にとっては油断できない季節です。季節外れの霜が降る可能性があるからです。「遅霜」(晩霜)は茶の若葉を傷め、サクランボやリンゴの花を枯死させ、早植えした野菜苗に被害を及ぼすこともあります。「八十八夜(今年は5月2日)の別れ霜」ともいわれますが、決してそうではありません。左の日本地図に、各地でもっとも遅く霜が確認された日付(最晩霜)を記しました。これを見ると、4月下旬以降の霜も珍しくないことがわかります。なお、これらはあくまで都市部での記録ですから、山間地では、より遅くまで警戒が必要です。

雲一つない夜空。4月以降も、こんな日は霜が降りやすい(依田賢吾撮影)


読み方案内

6月号の主な記事(予告)5月2日発売、編集後記


主張

地域おこし協力隊の活かし方「10年の挑戦」から見えてきたこと


今月のPDF
pdfアイコン以下はPDFファイルです。
Acrobat Reader をおもちのかたはどうぞ

あっちの話こっちの話(944KB)
・牛乳でパワーアップ! 米ヌカ除草――埼玉から
・タマネギでジャンボタニシのスポット防除――佐賀から
・片栗粉と納豆のネバネバで病害虫退治――岩手から
・かん水チューブを浮かせるとモグラが来ない!?――佐賀から
・「百姓の敵」の雑草に目をつけて、野草茶――山口から

農文協出版案内(1.2MB)
・新特産シリーズ ヒツジ   (→購入する)
農文協の新刊
・最新農業技術 作物 vol.11   (→購入する)
・最新農業技術 花卉 vol.11   (→購入する)
・グランマ小児科医の 育児百科   (→購入する)
名人直伝! イネつくりの本
・トラクタ名人になる!   (→購入する)
・よくわかる イネの生理と栽培   (→購入する)
・新版 イネの作業便利帳   (→購入する)
・イネつくり 作業名人になる   (→購入する)


目次

◆5月号のすべての目次はこちら

カラー口絵

田んぼを横切る轍を目印に 夜の植え代かき

絵のページ

あっちの話こっちの話 /クロスワード・パズル /漬け物お国めぐり /ドブロク宣言 /違うのはどこ?/5月の病害虫ランキング /何でも相談室 /野良で生れたうた /読者のへや/読者アンケート

巻頭特集

水を入れすぎてないか?

稲作60年のベテランが浅水代かきに初挑戦
ワラが浮かない代かき法を教えてください(神奈川・若林英司さん)

浅水と深水で代かきしてみた
水加減は天ぷらの衣がちょうどいい 中田和也

図解 そもそも、代かきってなに?

代をかきすぎてないか?

2回を1回にしたら、いいことだらけ!
さっくり代かきで集落営農の仕事が回る(新潟・(株)ふるさと未来)

無代かきの土は団粒構造が残る

ガスわきなし、真っ白な根が伸びた 富澤喬史

スイスイ歩ける無代かき圃場
地温が高くて、イネの生育もよかった(茨城・鈴木一男さん)

図解 代をかきすぎると、どうなる?

サトちゃん流 代かき法

10a18分でさっくり終了
上はトロッ、下はコロコロ、耕盤真っ平らに仕上げるコツ(福島・佐藤次幸さん)

浅水、深水 代かきアンケート あなたの代かきはどっち?

雑草対策には深水代かきもあり

有機稲作で初期除草の効果がアップ
深水代かきで、トロトロ層を手早く作る 石田慎二

山間部での漏水・雑草対策
深水で、何度だってかかないと 鴫谷幸彦


稲作・水田活用

苗箱が減る 倒伏なし
もうやめられない条抜き栽培

【新連載 千葉で見つけた! 疎植栽培の村】条抜き植えで苗箱が10a3.8枚!(千葉・鳥海榮之さんほか)

8条ごとに75cm抜き 倒伏が減って、食味がアップ 外谷志津夫

【有機無農薬で11.5俵3】苗踏みと追肥――アメとムチ作戦 石田慎二

【新連載 根粒でダイズ多収】イネの4倍もチッソを欲しがる 大山卓爾

【暖地で小麦6】追肥重点で1〜3割増収

バケツイネ選手権2019参加者募集


野菜・花

移植機を使い分けてネギの周年栽培(大分・小川裕策さん)

【水を制してタマネギ9tどり2】白い根で植え付け精度の高い苗(兵庫・碇茂さん)

【稼げるニラ4】セル苗で収量と品質を保つコツ 藤澤秀明

緑肥で野菜30品目を無農薬栽培 清水誠市

【直売農家の稼げる野菜4】芽かきいらずのサトイモ 加藤 明

アヤメ大麦の花束が大ヒット 前川俊雄

【野菜を見る、測る18】スナップエンドウ キヌサヤ インゲン 高橋広樹

【カメラ訪問記254】葉裏が濃い紫のムラメをつくる

【環境制御と光合成2】トマトの葉は何枚残せばいい? 池田英男

【常識のなかの非常識22】定植準備は前作終了直後にすべし 白木己歳


果樹

ナシ、長果枝メインで超大玉栽培

長果枝の芽かきと切り返しで1kg幸水(埼玉・杉村晃さん)

名人2人のナシを比較(埼玉・杉村晃さん、茨城・宮田政昭さん)

ブドウ みんなが嬉しい小さな房

プチブドウで高級ブドウをもっと手軽に 宮田昌孝

小さな房で摘粒もラクラク 白石奈穂

ブドウの摘粒に便利な道具

着粒数を測定できるスマホアプリ 安部正彦

粒を傷つけないピンセット 秋山邦彦

【ミカンの農薬とホルモン剤3】夏休みがとれる黒点病防除 坂田寛樹

【ナシの樹のきほん生理2】とりあえず上芽で切ればいい? 橋本哲弥

【接ぎ木の奥義4】太い枝には皮剥ぎ接ぎ(岩手・小山田博さん)


山・特産

中山間地で無農薬和綿栽培、ブランドも立ち上げた 森田耕司

カラーコットンのドライフラワーが直売所で人気 関口英樹

シイタケ原木の春切りの可能性 江藤寿郎

【もっと知りたい獣害対策4】ハクビシン


畜産

ゴミが少なくて、脂っぽくない 良質な羊毛をとる 大沼久美子

世界初、雌鶏の去勢にも成功した 諸木逸郎

【乳牛の見方9】肢の繋と蹄 荻原 勲


機械・道具

田植え機のスタック回避策&脱出法 虎本直樹

【農機のトラブル4】トラックでの荷崩れ、荷滑り 久保田長武


くらし・経営・地域

農家の自家増殖バンザイ 挿し芽でまる儲け

わき芽も根っこもみんな挿しちゃう 千葉いづみ

切り花も花木も挿し木でじゃんじゃん増やす 都丸高宏

誌上タネの大交換会 結果発表

中山間地に農福連携
健常者は右手、障害者は左手(岡山・山本陽子さん)

タイ ラフ族のアグロフォレストリーと養豚 小松光一

聞き書きで学んだ農村女性史、命を継ぐ農業 古屋良子

【北の国から自給菜園5】ズッキーニの立体栽培 斎藤 昭

【幸せ貧乏生活5】ゼロ円養鶏で高級卵が食べ放題 新藤洋一

【農産加工だより4】稼げるシフォンケーキ 安田セツ子

【なるほど観天望気7】遅霜に備える 古川武彦

【季刊地域ダイジェスト4】ごみも分ければカネになる

【農家の年金・保険14】イデコとみどり年金 林田雅夫

【意見異見131】 アメリカ農家が求める「修理する権利」 山田 優

その他

【農家の法律相談】家が建って、農家レストランの景色が悪くなりそう

主張 地域おこし協力隊の活かし方 「10年の挑戦」から見えてきたこと

あっちの話こっちの話/何でも相談室/野良で生れたうた/読者のへや