▼[特集]
魅力ある授業で確かな学力を―第58次全国研究大会
【基調提案】
子どもに夢と希望を与える教育課程をめざして……常任委員会
【記念講演】
食と農と環境を結ぶ生物育成……向山玉雄
教科の枠を超えた授業づくりを
……「ものづくりと技術」分科会
循環型社会にあった取り組みを
……「生活・消費・環境」分科会
作って食べるだけで終わらない学習を
……「生物育成・食物」分科会
国民的教養としての学びの検証を
……「機械・電気・情報」分科会
教育条件悪化の実態とその改善を訴えよう
……「学習指導要領と教育課程」分科会
すべての子どもに学習の保障を
……「技術と社会・家庭」分科会
【特別講座】
太地の古式捕鯨と博物館の役割……櫻井敬人
【特別講座】
地産地消「やさいミニ産地づくり」の取り組みと食育……中本勝久
手づくり教材発表会/匠塾(実技コーナー)
【エッセイ】ロックフェラーの素顔(2)……齋藤英雄
和歌山県・紀伊勝浦で開催された産教連・第58次全国研究大会の報告特集。新学習指導要領では、必修領域が2から4に増えたのに、授業時間はこれまで通り非常に短い。教育状況は厳しいが、その一面では、これまでのコンピュータ重視、家族・家庭生活重視の内容から転換する好機とも言える。そのための自主的な教育課程を創造していこうと提案(基調提案)。
分科会では、生物育成に向けて、ただ栽培して食べさせるだけでなく、アメリカから輸入せざるを得なくさせられた日本の戦後食糧政策の歴史も伝えるべきだと議論された(「生物育成・食物」分科会)。また、大会会場の地元・熊野の桶職人から桶つくりを学ぶ、地域の産業と結び付いた実践報告が面白い(「ものづくりと技術」分科会)。
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