▼[特集]
こうやりたい「生物育成」の授業
「生物育成」の可能性と展開……阿部英之助
生物の不思議とこれからの生物育成……赤木俊雄
私ならこうやる「生物育成」の授業……竹村久生
生物育成の授業で活躍する自給学計算……齋藤正貴
「自給率100%」おれたちの田んぼ……渡邉洋一
大豆畑で人生の収穫……関祐二
【論文】カーボンフットプリントを用いた環境教育とその効果……安藤生大
平成24年度からの新学習指導要領の完全実施に向けて、平成22年度は「生物育成」の学習計画立案の時期。いよいよ「生物育成」の授業の具体的な内容を考えなくてはならないわけだ。そこで、私ならこうやりたいという「生物育成」の授業案を特集した。
作物・家畜をただ育てるだけでは、子どもたちの意欲を持続させることはむずかしい。授業づくりには、「ねらい」を定めて「しかけ」を設定することが重要だ(阿部記事)。たとえば、「食べること」に興味を持たせるために、栽培中にサツマイモの茎葉を料理することを「しかける」方法もある(赤木記事)。また、種から栽培させたり、比較実験区を設定させたりする「しかけ」も面白い(竹村記事)。
中学校の栽培活動ばかりでなく、小学校での田んぼを開墾してのイネつくり実践(渡邉記事)、特別支援学校での地域のボランティアに支援された大豆栽培の実践(関記事)も報告。
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