▼[特集]
授業を成功に導く秘訣
旬の話題とひと工夫が学習効果を高める……吉田功
電気の授業で驚きと発見を……金井裕弥
「自己」と「家族」について考える……藤田昌子
地域と保護者とつながる高校家庭科教育……高橋公子
グループワークトレーニングでスチームカーづくり……内田康彦
「幼児のおやつ」を考える授業……根本裕子
【実践記録1】キット教材で回路を学ぶ……… 橋本敦雄
【実践記録2】交流電源を学ぶ………野本勇
【エッセイ】太宰治心中の謎(1)………齋藤英雄
知識や技を教師が子どもたちに一方的に伝える伝授型・注入型の授業では、子どもたちが乗ってこなくなったのは、技術・家庭科でも他教科と同様のこと。そのような状況のもとで、どのようにすれば技術・家庭科の授業を成功に導けるかを模索する特集。
生徒同士でつくり方を教え合うグループワーク方式でスチームカーを製作する事例(内田記事)や、旬の話題を扱ったビデオを見た生徒の感想に教師が反論を加えて生徒を揺さぶる事例(吉田記事)を紹介。自分の頭で考え行動するための授業実践だ。また、「エネルギー変換と電気」「食品添加物の害」の授業では、知識を話で伝えるだけでなく、手軽な実験を駆使して子どもたちに「見せる」ことで、関心を高めている(金井・根本記事)。
さらに扱いにくい「家族」の授業では、「家族への手紙」を書かせるという形式で、家族関係に対するリアルな感情を湧き立たせてみた(藤田記事)。
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