▼[特集]
魅力ある「生物育成」の教材と授業
生物育成と詩……赤木俊雄
畑がなくても栽培はできる……下田和実
生物育成でできるものづくり……内糸俊男
大豆の栽培……野本勇
みんなで生物育成に取り組んでみよう!……小田桐智
生物育成導入に寄せて……鮎沢義雄
戦後の栽培・飼育教育の流れと今後……池上正道
いよいよ2011年4月から、計画・準備の段階を越えて、「生物育成」の授業をどこかの学年で、確実に実施しなくてはならなくなる。そこで、どんな作物を選び、どう栽培すればよいのか、あるいは、技術・家庭科の授業としてどう特色を持たせればよいのかを、具体的に提案する。
まず、お勧めはどこでも取り組めるナスの袋栽培。土の準備から収穫後の評価まで、詳しく解説(下田記事)。また、屋上でのプランターによる大豆栽培(野本記事)、比較栽培を取り入れたイネの栽培学習の授業案(鮎沢記事)を提案。さらに、栽培と併行して行なう、芝人形、マメの標本、まめまめクリップなどの「楽しいものづくり」も紹介(内糸記事)。個別事例だけでなく、全課程にわたる「生物育成」の授業の進め方の基本を詳説し(小田記事)、子どもたちとのやり取りをつかむために、「生物育成」を実践した1年の経過を、「農園便り」で辿った(赤木記事)。
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