▼[特集]
原発事故後の環境教育と技術・家庭科
環境教育特集を編むにあたって……眞下弘征
今こそ生活現実と教育の結合を……藤岡貞彦
科学教育と原発教育のこれまでとこれから……小嶋昌夫
小学校総合学習「環境」の授業プラン……岸本清明
「原発」学習をどう進めるか……近津経史
卒業生の感想から振り返る環境教育……伊藤幸男
環境教育としての原発事故教育……岩田好宏
技術・家庭科のエネルギー教育……沼口博
原発技術の未熟さと内部被曝の脅威の教材化を……眞下弘征
【特別報告】桐の魅力、タンスの魅力(2)……茂野克司
2011年3月11日に福島第一原発の事故が起こり、未だ収拾できない現在、技術・家庭科でエネルギー問題、環境問題をどう教えればよいのかを考える特集。
3.11後の教育は、「安心と安全」の生活を教育目標の核心とする、新しい「総合学習」のなかで、「技術教育」が中軸的な位置を占めるべきだ(藤岡記事)。そのような構想のもとで、小学校(岸本記事)や高校(鈴木記事)での原発学習の授業プランを提案。また、反原発運動が活発だった二十数年前の高校生の原発学習(原発周辺での聞き取り調査)(近津記事)や、二十数年前に産廃問題に取り組んだ生徒の現在の感想(伊藤記事)を掲載。さらに、学校教育における原発学習のこれまでの流れ(小嶋記事)と、中学校・学習指導要領における技術・家庭科と理科での原発学習の位置づけの違い(沼口記事)を報告する。
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