▼[特集]
確かな学力を保障する教育課程づくりを
第60次全国研究大会
【基調提案】社会生活と技術教育・家庭科教育の役割……常任委員会
【実践交流分科会】日常の授業実践に自信をもってさらなる工夫を
【授業をつくる分科会】
基礎的な実験・実習を欠いた指導でよいのか……「電気・機械」―エネルギー変換―
学校現場の厳しい状況に抗した実践を……「学びいっぱいの食物学習」
【課題別分科会】
真の学びを保障する教育課程・教科書を……教科書と教育課程
学校・地域に合った多様な栽培実践を……どうする「生物育成」
【特別講座】災害と技術……鈴木賢治
教材教具発表会・匠塾(実技コーナー)
【実践記録】ハンダづけ技術を高める指導の工夫……金子政彦
【論文】「原発ゼロへの道」教材化のために……眞下弘征
【特別報告】産業教育研究連盟と月刊雑誌……三浦基弘
北海道・函館市で開催された第60次全国研究大会の報告特集。東日本大震災による原発事故や焼き肉店での集団食中毒で、コストや効率性のみを重視する社会における安全性の危うさが明白になった。そこで、労働と技術が正しく評価される意味を学ぶ授業を進める必要があることを提起(「基調報告」)。
今年の大会は、実践交流、エネルギー変換、食物学習、生物育成、新しい教育課程などに分科会のテーマを絞り込み、密度の濃い議論を重ねた点に特徴がある。また、「特別講座」では、原発事故を契機にして、災害と技術との関係を考えた。
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