今を去る120〜300年、先人たちは自らの立地、風土に根ざした農を営み、子孫のため地域農民のための貴重な教訓を遺した。
その記録の数々は、北は北海道から南は沖縄・八重山嶋まで、日本全土から発掘されている。これは諸外国にはない現象である。
近世農民の潜在的な農へのエネルギーは維新以後、わが国の急速な近代化への前提となった。近代科学の洗礼を受けていない時代、度重なる凶作や飢饉に悩まされながらも懸命に生きた先人の知恵に学ぶ点は多い。
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