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特集 送粉生態学の最前線―花と昆虫の関係をさぐる |
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『還元主義を超えて』を超えて/送粉生態学の最前線/ポリネーターとの利害の対立がもたらす花の形質進化―虫をあやつる植物の戦略―/送粉者の個体から眺める送粉系〜花数と訪問数の関係を例に〜/植物から訪花者への視覚的メッセージ:花色変化の進化生態学的意義/花はどこを向いて咲くのか?―花方位の生態学的研究―/植物における性淘汰と「精子競争」―面白く動物では困難な実験も可能,研究の発展に期待―
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特集 野生動物との共生 イノシシ被害を考える |
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イノシシ被害とは何か(江口和洋)/イノシシ被害対策の歴史(シシ垣)とGPSテレメトリーからみた近年の被害地におけるイノシシの動向/中山間地域における集落の実態とイノシシ被害/中山間地域における農林業構造の変容と資源管理〜九州の森林問題を中心として〜/イノシシSus scrofaによる農作物被害への対策とその課題/獣害対策の現状と今後の研究の方向性 ●千代島雅著「温暖化のウソと真実」の議論を踏まえた,地球温暖化をめぐる5つの論点/竜田姫はだれなのか?―紅葉の適応的意義に関する仮説―/書評
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特集 女性研究者が語る これからの生物学と生物学者 |
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女性研究者とユートピア/日本の生物科学の近未来―女性研究者の視点から―/研究者をめざす女性たちに―研究と人生を語る―/女性研究者23人からのメッセージ
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特集 種についての終わりなき論争 |
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種の問題における理想と現実/便宜的な分類単位としての種と進化の単位としての個体群/「種」概念の光と闇―概念の分類ではなく、その出自をたどろう―/科学リテラシーと新しい生物学教育の方向
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特集 希少樹種の現状と保全 |
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効率の追求と多様性の尊重/日本における希少樹種の現状/北海道におけるクロミサンザシの生育実態と保全の取り組み/アポイカンバと北海道アポイ岳の高山植生の衰退/本州・四国・九州におけるトウヒ属樹木Picea spp.の分布の現状と保全/小笠原諸島における絶滅危惧種オガサワラグワMorus boninensis Koidz.の保全遺伝学と保全計画の立案/日本における植物遺存種について/周期ゼミ研究の最近の活発化―最新の研究紹介と望まれる今後の研究課題いくつか―/景観遺伝学的解析に基づく野生生物集団における遺伝的不連続性の検出手法
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特集 鳥のさえずり |
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島唄に想う/鳥のさえずり―特集にあたって/さえずりの機能と進化:fertility announcement hypothesisを材料とした考察/鳥のさえずりとヒトの言語共通性の生物学的基盤/生成文法とヒト(およびトリ)における回帰的能力/さえずり学習の系統発生/鳥のさえずりと神経細胞/さえずり学習の脳内分子基盤/報道取材と野生生物および研究者の関係
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Volume 58,No.4 |
2007 |
July. |
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特集 外来種の生物地理学 |
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生物の和名をめぐって/DNAから見た外来種研究:どこまで“犯人”を追えるのか?/太平洋を渡った巻貝,ホソウミニナの移入経路の特定/海の向こうの“在来種”:モクズガニの地理的多様性の危機/岐阜県周辺地域におけるオオクチバスの侵入と分布拡大パターン/外来鳥類の定着に影響する要因とソウシチョウの現状/日本に持ち込まれた外来リス類の分子系統学的研究/アゲハ幼虫の紋様形成とホルモンによる制御/環境影響評価によるオオタカ保全の限界とそれに代わる個体群保全プラン/書評―『南の島の自然誌』
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特集 イヌの生物科学
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生命現象の階層性/身近な生物教材としてのイヌ/形から探る/イヌの分子系統進化/イヌの行動を遺伝子から解明する/イヌの性格の行動学的研究にむけて/イヌの認知能力に関する心理学研究/イヌ―人関係の生物学/イヌ遺体が語る,獣医解剖学の学としての終焉/書評―『地球環境と生態系―陸域生態系の科学―』『新編 精子学』
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特集 人類社会と社会性の進化
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人間の本性(ダーウィンの雨季)/「人類社会と社会性の進化」特集にあたって/雄による子の世話と配偶システムの進化/社会的知能の構造を探る/メスの繁殖戦略からみたチンパンジーの社会/ヒトの社会性と人工物の進化/学習の意義と進化/島の植物に被食防御は必要か?/日本のザリガニ類の生物地理と将来
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特集 遺伝子組換え植物と生態的リスク評価
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借り物の翼/遺伝子組換え植物の論争/遺伝子組換え植物の生態的リスク評価と合意形成/遺伝子組換え植物の生態的リスク評価と合意形成/日本における遺伝子組換え生物等の取扱いルール/遺伝子組換え作物から近縁野生植物への遺伝子浸透―許認可体制と交雑性をめぐる問題―/遺伝子組換え農作物の社会的受容の取り組みについて/生態リスクマネジメントの基本手順と事例比較/ノコギリガザミ類の種苗生産と放流効果
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特集 種内系統地理学の新展開
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「種内系統地理」特集にあたって/ブチサンショウウオの分化/核DNAとミトコンドリアDNAで異なるトンボ類の分子系統樹:近縁種との交雑が集団遺伝構造に及ぼす影響/
アジア産ラゲイクチキゴキブリ(網翅目,オオゴキブリ科)の分子生物地理学的研究/イソカイメン類の分子系統地理学/諸外国で輸入が禁止されている侵略的外来魚/風力発電とバードストライク/Ahl
& Allen著『階層理論:見方,語彙,および認識論』を読んで
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特集 今西錦司の遺産――清算の試み
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今西錦司再訪(佐倉統)/ 静かな侵入―今西霊長類学と科学における文化的偏見―/社会性および進化の所産に関する今西錦司の観点を示す諸資料/今西錦司がわれわれに残したもの/今西近似 『生物の世界』周りのテーラー展開として/今西錦司:人文・社会系の彼をほめる人たちは彼の良かったところでなく,悪かったところをほめている/なぜいまさら今西錦司なのか/日本の農業研究における統計学的実験計画法導入の初期について
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特集 自然体験から生物学教育へ
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読書の秋に思う(上田恵介)/ 3世代(中学生とその父母,祖父母)の子ども時代の自然とのふれあい比較/生物学教育と自然史博物館〜地域生物相の解明を担う市民活動〜/検定外「新しい科学の教科書」における生物多様性の教育/『現代人のための中学理科―新しい科学の教科書―』(第2版)に寄せて/『ケイン 生物学』を読んで/「若者の理科離れを考える」(自然史学会連合意見書)/自然体験と擬人化思考:コモンズの悲劇から環境問題を考える/保全とは何か?―松田氏の批判に反論する/ニホンザリガニと人間の関係/哲学者による種問題ガイド:D.
Stamos“The Species Problem”書評
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特集 新昆虫目はどこまでわかったか?―発見から3年,カカトアルキの生物学―
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批判の是と非/ 特集にあたって/昆虫の新目・カカトアルキ目(昆虫綱:新翅類)/南アフリカに現生するカカトアルキ目/カカトアルキ目の生物学/カカトアルキ目の精子構造と系統/カカトアルキ目の卵巣構造・卵形成と系統/カカトアルキ目の胚発生と系統/カカトアルキ目との類縁が示唆されるガロアムシ目/カカトアルキ目の分子系統解析/自然誌博物館におけるカカトアルキ目の展示/「カカトアルキ目研究プロジェクト」の現在と未来/樹高成長の限界はどこまでか?
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特集 生命圏倫理学:“農”の視点に立って(II)
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社会と大学と評価/ 家畜福祉の倫理と科学/ 食と身体の倫理/農業生産資源の私的所有と生産物の分配―形式モデルによる倫理規範的考察―/保全生態学における価値判断/線虫Caenorhabditis
elegansを用いた老化研究―その類似性と分子系統解析への利用―/日本における「2分岐説」の受容―大正・昭和期の高等教育の動物学教科書に見られる分類体系―
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特集 生命圏倫理学:“農”の視点に立って
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生命倫理から生命圏倫理へ,“農”の視点からの構築/農学教育における生命圏倫理学の誕生/生命圏倫理学の論点―倫理学の視点から―/特集論文の鳥瞰/植物バイオテクノロジーと安全性評価/安全性,資源保全,動物の権利及びヒトの生命倫理からみる現代の家畜生産とアニマルテクノロジー/受精能力をもたない精子―異型精子研究の現在―/LaPorte著『自然類と概念的変化』を読んで
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特集 移入種による生物多様性の攪乱
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「自然誌学」の方法/移入種による生物多様性の攪乱/ 外国産クワガタムシの商品化がもたらす生態リスク/ 無融合生殖種と有性生殖種の出会い―日本に侵入したセイヨウタンポポの場合―/外来生物法の制定と対策について/多様性保全か有効利用か―ブラックバス問題の解決を阻むものとは/共生説:光栄養が先行する様式/ベゴンほか著『生態学――個体・個体群・群集の科学[原著第3版]』を読んで思っ
たこと
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特集 進化と創造主義
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ポスト“ポスドク”問題/アメリカの公立校における創造論と生物進化論―比較の視点/ 創造論運動の時期区分、戦略、人口統計、要因―スコット講演の補足/
太創造論・進化論・科学コミュニケーション―スコット講演へのコメント/日本における進化論の導入─「受容」vs.「抵抗」モデルを超えて/野生動物の楽園―北方四島の自然生態系とその保全―/世界のザリガニ類の系統と進化
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