- 座談会 見えない世界をイメージする 吉田 淳、紙谷拓生、松岡孝子、上村眞吾、鷲見辰美
- 論説 イメージの世界 上杉 喬
- 主題研究 かかわり合い、学び合う理科授業をめざして 神谷拓生
- 主題研究 イメージを大切にして、実感を伴った理解をめざそう―4年「とじこめた空気や水をおしてみよう」 松岡孝子
- 主題研究 自らの問題をもち、意欲的に追究する子の育成―6年「ものの燃え方と空気」の実践を通して― 上村眞吾
- 主題研究 子どもたち一人ひとりが根拠のある予想を立てるために―モデル図を活用した取組み― 石原康広
理科は、目に見えることから、見えない世界をイメージする力を育てやすい教科です。しかし、電気や水溶液などの少し抽象的な世界にはいると、子どもたちは、わからないと離れていってしまいます。理科嫌いが、電気などの見えないものを扱う単元でおこることも多いようです。せっかくの特徴が生かされていないのです。そこで、本号では理科の授業で、どうしたらイメージを豊かにもつことができるか、そこから想像力、創造力をどう育むかを考えていきます。ただ、イメージは、内面的で、絶えず変化して、とらえにくいものです。どのようにしたらイメージを持ちやすいのか、イメージを持つことによる効果は何であるのか、わからないことも多いのです。心理学などの専門家の知見を生かしながら、子どものイメージを育む実践を紹介していきます。
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