- 子どもが学びを実感する授業づくりをめざして 矢野英明
- 新学習指導要領の価値 小学校理科の6つの新内容 村山哲哉
- 3学年「物と重さ」─重さを感じる体験を通して─ 八嶋真理子
- 3学年「風やゴムの働き」
─エネルギーとしての見方や考え方を育てる─ 楳内典明
- さっそく使ってみよう! 新教材
─「手回し発電機」「発光ダイオード」「電気二重層コンデンサ」─ 佐々木昭弘
- 3学年「身近な自然の観察」─河口干潟・磯・川での事例─ 東徹哉
- 4学年「人の体のつくりと運動」─触って実感! 自分の体!!─ 渡辺径子
- 6学年「月と太陽」の単元構成を考える 鎌田まりみ
- 指導力向上をめざして/観察することを楽しむために 鷲見辰美
- メディアを活用した理科授業の創造
─4学年「人の体のつくりと運動」─ 黄地健男
学習指導要領が3月に告示されました。いよいよ新しい理科の幕開けです。
小学校理科では,生活科の学習を踏まえ,身近な自然について児童が自ら問題を見いだし,見通しをもった観察・実験などを通して,問題解決の能力を育てるとともに,学習内容を実生活と関連づけて実感を伴った理解を図り,自然環境や生命を尊重する態度,科学的に探究する態度をはぐくみ,科学的な見方や考え方を養うことを重視していきます。また,改善の具体的事項として6点掲げています。
そこで,5月号ではこれからはじまる新しい理科の方向性について,日置光久氏にインタビューしました。また,学習指導要領作成協力者主査の矢野英明先生からは,新しい小学校理科の目標,および領域構成の考え方について,副主査の村山哲哉先生からは,新内容の価値について示していただきます。さらに,6つの新内容について実践事例を示し,今後の新しい理科授業の創造に向けて,読者の参考に供するように企画しました。
新しい理科教育の理念が詰まった本号を座右の書としていただければ幸いです。(担当/塚田 昭一)
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