- 特集キーワード 鷲見辰美
- 冬季セミナー報告 新学習指導要領を電気単元で考える
森田和良,白岩等,佐々木昭弘,鷲見辰美
- 新学習指導要領の実施に向けて 毛利澄夫
- 「エネルギー」を柱としてとらえるために─実践のための視点─ 中田晋介
- 子どもが「エネルギー」を実感する授業に向けて 丸山典雄
- 小・中の系統性を踏まえた粒子概念の育成を 塚田昭一
- 粒子の考え方 田村高広
- 「地球」をどう授業するか─地域を活かした単元構成を─ 一寸木肇
- 大地の営みについての見方を育てる資料活用の工夫
─6学年「土地のつくりと変化」の学習を通して─ 藤江博厚
- B区分「生命」のもつ意味 露木和男
- 「生命」で大切にしたいこと 末永昇一
いよいよ,新学習指導要領の実施の年になりました。久しぶりの単元・授業時間増にわくわくしてきます。
今度の学習指導要領は,「エネルギー」「粒子」「地球」「生命」の4本柱になっています。まずこの4本の柱の理念,つまり根本の考えを理解することが大切になってきます。そして,それをいかに授業構想に活かしていけるかが,学習成果に大きく影響してくると考えています。
また,新学習指導要領では,新しい単元がいくつか入ってきます。特に3年生には,「物と重さ」「風とゴムのはたらき」「身近な自然」と3単元も入ってきます。この新単元に目を奪われがちですが,これまでの単元にもその理念を活かして,授業を変えていくことが大切になってくるのではないでしょうか。
本号では,「エネルギー」「粒子」「地球」「生命」のそれぞれの理念について考えてみたいと思います。そして,その理念から見えてくる,新たな授業像,指導法についても少し触れていけたらと考えています。
しかし,ページ数も限られています。具体的な姿を詳細に紹介していくことはできません。読者の皆様方が,それぞれ創意工夫をして,授業構想していただけたらと思います。そのときに,本号が少しでもお役にたてれば幸いです。
(担当/鷲見 辰美)
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