- 5学年「動物の誕生」の教材活用 教材提供:株式会社 ナリカ
- 特集キーワード 塚田昭一
- 座談会/言語活動と科学的な思考・表現の評価について考える
栢野彰秀,廣嶋亨,瀧澤砂織,佐藤未菜,保田真理恵,鶉橋大志
- 言語活動の充実と「科学的な思考・表現」の評価 村山哲哉
- 理科における言語活動と評価 栢野彰秀
- 見方や考え方の変容を促す言語活動の評価
─3学年「明かりをつける電気のはたらき」より─ 若狭陽一
- 「体験」と「思考」をつなぐ
─5学年「もののとけ方」の実践から─ 原口淳一
- 言語活動と評価をどう充実させるか
─5学年,6学年の授業場面から─ 佐々木美奈
1.新評価規準「科学的な思考・表現」
新評価規準では,「科学的な思考・表現」という位置づけになり,「表現」は「科学的な思考」の結果として,どのように表現したのかが評価されることになった。つまり思考の具体的な表出としての「表現」なのである。児童の思考そのものを,表現として表出させ,それを評価することになる。そこでの評価ポイントは,科学的に妥当な意味づけをしているか,わかりやすいモデルなどを使って表現しているか,科学用語を正しく使用して説明しているかなどが重視されるだろう。
今月号では,新評価規準の中でも「科学的な思考・表現」の項目の中の図やグラフなどを使った言語活動場面における評価方法の工夫,その評価判断のポイントなどについて,提案していきたい。
2.言語活動
言語に関する能力だけでなく,思考力・判断力・表現力などの育成を図る言語活動の充実が求められている。これらの育成を図るためにも,適切に評価を行うことが大切である。
(担当/塚田 昭一)
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